いきなりですが、僕は映像編集(テロップデザイン)する時に一部フリーフォントの他はAdobe Fontsしか使っていません。他の有料フォントももちろん魅力的ではあるのですが、トータルで考えるとAdobe Fontsだけで十分!となってしまうんですよね
というわけで、今回はAdobe Fontsのメリット・デメリットやなぜ僕がAdobe Fontsのみを使い続けているのかというお話をさせていただきます!
Adobe Fontsとは?
Adobe Fonts(アドビフォント)とは、Adobe Creative Cloudに契約(どのプランでもOK)しているユーザーであれば追加料金なしで利用できるフォントサービスです
2023年時点で約20,000、日本語だけでも500以上のフォントが無料で使える超オススメのサービスなんです!
もちろん、Adobeクオリティなので使用できるフォントもモリサワやフォントワークスなどプロのデザイナー御用達のフォントメーカー提供のものが揃っています!
Adobeユーザーであれば文句なしに便利でお得なサービスなのですが、もちろんちょっと不便な点もいくつかあります
フォントのバリエーションが十分ではない
フォントのウエイト(太さ)がオリジナルに比べて少ないものが多く、せっかく良いフォントなのにタイトルには使いにくいなど、オリジナルよりも用途が制限されています
フォントラインナップが更新される
随時新しいフォントが追加となるのは嬉しいのですが、その逆に削除されるということもあり、いままで使えていたフォントが突然使えなくなってしまうリスクもあります。この点業務で使用する際は特に注意が必要です。ってか、前に使えてたフォントが使えないって結構ヤバイですよね…
映像編集に向いている点
というわけで、欠点もあって万能なフォントサービスというわけではないのですが、映像編集に使うにあたってはメリットの方が上回っていると思います
テロップデザイン程度には十分なバリエーション
前の項で、フォントのバリエーションが不十分と書きました。これはグラフィックデザインをする人にとっては致命的ですが、映像クリエイターがテロップデザイン程度に使うには十分な種類が用意されていてそこまで不便に感じることはないと思います
僕の場合ですが、Adobe Fontsで足りないようなデザインが求められるような場面ではそもそもデザイナーにデザインを発注してしまうので、自分で完結できる場面では問題なしという感じです!
チーム作業もスムーズ
ポスプロや外部のエディター、アシスタントと共同で作業する時にも、Adobe Fontsなら「フォントがない!」という事態になることなく、Photoshopで作ったPSDデータのまま作業を共有できるのでチームでの作業にもぴったりなんです!
過去作品の再編集も(比較的)やりやすい
業務で映像制作をしていると、過去の作品を再編集するという機会も多くありますが、そういう場面でもAdobe Fontsなら「フォントが見つからない!」ということはほとんどありません!
「ほとんど!」というのは、前述の通り過去に使えたフォントが使えなくなってしまうこともあるので、万能というわけではありませんが他のサービスを利用するよりも「比較的」良いのではと考えています
というのも、現在のフォントサービスは年額数万円程度のサブスクリプション型が多いので、色々なサービスを使いすぎると再編集に備えてサービスを解約できなかったり、再編集のたびに再契約が必要になったりと結構コストがかかってしまいます
再編集の時に「フォントサービス切れてるので◯◯万円かかります」って言っても、「最初からAdobe Fonts使っといてよ!」ってなってしまいますしね
僕がAdobe Fontsを使う理由
こんな感じでテロップデザインには十分なラインナップがあり、Adobeを使っている人とならチーム作業もスムーズにこなせて、後日再編集の作業が発生してもコストを気にすることがないという理由で僕はAdobe Fontsのみを使っています
もちろん、他にいくつかフリーフォントも使っていますが、基本はAdobe Fontsという感じです!
もうちょっとフォントのバリエーションを増やしてみたいな〜と考えている方も、まずはAdobe Fontsをとことん使ってみてそれでも物足りなければ他のフォントサービスを検討するというのがよいのではないでしょうか