Adobe Fonts テロップ向きフォント9選 -2023年版-

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Adobe Creative Cloudを契約すると、追加料金ナシで2万種類以上のフォントが使えるようになるAdobe Fonts。グラフィックデザインほどシビアなフォントチョイスが求められない映像制作の現場では、Adobe Fontsのみでも十分にステキなテロップデザインができちゃいます!

今回は、僕が普段のテロップ作成で使っているオススメのフォントと実際のデザイン例をご紹介します!

目次

Adobe Fontsについて

Adobe Fontsは、Creative Cloud契約者であればプランを問わずに追加料金ナシで利用できるフォントサービスです。モリサワやフォントワークスなどデザイン制作でおなじみのフォントメーカーのフォントが使えるようになるので、Creative Cloudユーザーであれば使わない手はありません!

Adobe Fonts

注意点としては、各フォントオリジナルの比べてウエイト(太さ)などのバリエーションが制限されているものが多いので、オリジナルよりも使える範囲は限られます

オススメのフォント

では、ここからは実際のオススメフォントをご紹介していきます!

小塚ゴシック・小塚明朝

小塚フォントサンプル

まずは、おなじみの小塚ゴシックと小塚明朝。タイトルにもフォローテロップ(画面下に出すインタビューやナレーションに対応したテロップ)にも使いやすい万能フォントなのでぜひアクティベートしておきましょう

小塚ゴシックは、キレイめなデザインにはもちろん、ストロークやシャドーでコテコテに目立たせたい時にも結構使っています

小塚明朝は、オープニングなどタイトル周りに使うことが多いですね

ちなみに、ProとPr6Nは収録されている文字数と一部の漢字の字形に違いがありますが、基本的には同じデザインです

小塚フォントデザイン例
【画面下】小塚ゴシック Pro M 【画面右上】小塚明朝 Pro M

源ノ角ゴシック・源ノ明朝

源フォントサンプル

こちらも、見やすい&スッキリしたデザインで使う機会の多い源ノ角ゴシックと源ノ明朝。ゴシックのデザインは個人的に小塚よりもこちらの方が好みなので、タイトル・フォローテロップともに源ノ角ゴシックの方が使う機会多めです

源ノ角ゴシックデザイン例
源ノ角ゴシック Regular

源ノ角ゴシック・源ノ明朝は、AdobeとGoogleが共同開発したフォントです。全く同じフォントがGoogleからも提供されていますが、こちらは「Noto Sans(ゴシック)・Noto Serif(明朝)」と、全然違う名前になっています。また、英語名では「Source Han Sand(ゴシック)・Source Han Serif(明朝)」とこれまた全然違う名前なので、英語版のアプリを使っている方はご注意ください

M+

M+フォントサンプル

視認性が高く、全体的に丸みを帯びたカワイイデザインが特徴のM+。細めのウエイトはファッションやライフスタイル系の作品とも相性の良いオシャレな雰囲気に、太めのウエイトはバラエティ系作品にも使える押し出し感あるデザインにとカナリ幅広く使いやすいフォントです!

M+、Rounded M+(丸ゴシック)ともに色々種類がありますが、「1c」がオーソドックスで使いやすいのでオススメです

M+フォントデザイン例
【画面左下】M+ 1c bold 【画面右上】M+ 1c medium 【右上英字】Helvetica Neue Bold Italic
Rounded M+フォントデザイン例
【画面下】Rounded M+ 1c heavy 【画面右上】ロンドB, DIN Condensed Regular

FOT UD角ゴシリーズ

FOT-UD角ゴサンプル
FOT -UD角ゴProサンプル

UD(Universal Design)フォントという、「年齢や能力、状況などにかかわらずにできるだけ多くの人が利用できること」をコンセプトにしたフォントを名乗っているだけあって、視認性・判別性の高い「読みやすい」フォントです

さらに、読みやすいだけではなくデザイン性も高いのでアイデア次第でカナリ使い道の多いフォントだと思っています

FOT-UD角ゴフォントデザイン例
【画面下】FOT-UD角ゴ_ラージ Pr6N M 【画面中央左】FOT-UD角ゴ_ラージ Pr6N M

FOT クレー・マティス・セザンヌ

FOTフォントサンプル

FOT(フォントワークス)のフォントは映像系に強く、Adobe Fontsに入っているフォントも優秀なものが揃っています!

僕はキレイめなデザインに仕上げたい時にクレーを使っていますね。あと、丸みあるデザインが特徴のスーラは注釈用としてよく使っています

FOTフォントデザイン例
【画面下】FOT-クレー Pro DB 【画面右上】FOT-マティス ProN

ニタラゴルイカ

ニタラゴルイカサンプル

カタカナなど曲線のデザインが秀逸なニタラゴルイカ。どんな入れ方をしてもバランスが良く、英数字も使いやすい意外な万能フォントです!

Adobe Fontsではバリエーションがひとつしかないのが残念ですが、それでもカナリ使用頻度の高い僕の一番のお気に入りフォントです!

ニタラゴルイカデザイン例
【画面下】ニタラゴルイカ, Helvetica Neue Condensed Black 【画面右上】FOT-UD角ゴC80 Pro

A-OTF リュウミン Pr6N

リュウミンサンプル

なだらかに流れる曲線が美しいリュウミン。明朝体なのに堅さのないエレガントなデザインで、ファッション・ビューティ系の作品に相性ピッタリです!

リュウミンデザイン例
A-OTF リュウミン Pr6N

ヒラギノ角ゴシック

ヒラギノ角ゴサンプル

Adobe Fontsではありませんが、Mac標準搭載のヒラギノ角ゴシックもご紹介します

標準フォントなのに、圧倒的に使いやすいデザインと10段階のウエイトなど、動画編集を覚えてしばらくは「このフォントひとつで全く問題ナシ!」と言えるほどの万能フォントです

実際に僕は、動画編集覚えて1〜2年はヒラギノしか使っていませんでした(笑)

ヒラギノ角ゴデザイン例
【本文】ヒラギノ角ゴシック W9 【注釈】ヒラギノ角ゴシック W6

TA演芸筆

TA演芸華サンプル

最後は変化球のTA演芸筆をご紹介します

カナリ強烈な個性のある和風フォントで、パッと見使い道が限られそうに感じるのですが、新年(正月)企画やセール企画、ツッコミテロップなど意外と使える場面の多いフォントです! クセが強いので慣れが必要ですが、使い方のコツを覚えると結構活躍してくれるのでオススメです!

TA演芸華デザイン例
TA演芸筆

まとめ

以上、今回はオススメのAdobe Fontsと、フォントを使用したテロップデザインアイデアをご紹介しました!

Adobe Fontsは最初にも言った通り、バリエーションの少なさがちょっと不満なところではありますが、使い方に慣れてくるとフォントの組み合わせでフォローできたりするのでおもしろいですよ!

それでは、みなさんよきクリエイティブライフを!

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